第二十四回東莞和僑会定例会:議事録

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「安全管理上のポイント」

講師:SECOM広州・光永智一氏

第一部:奥泰斯電子(東莞)有限公司工場見学
第二部:SECOM広州・光永智一氏講演
第三部:懇親会


奥泰斯電子様工場見学

2014年2月15日に奥泰斯電子様を訪問し、工場見学を実施している。

第十回東莞和僑会議事録

当時は日本人経営者に、奥泰斯電子様の取り組みをご紹介いただき、工場見学を実施した。

今回の工場見学は中国人幹部にも奥泰斯電子様の現場を体験していただき、自社改善の取り組み意欲を高めてもらうのが狙いだ。

2年半ぶりに訪問した奥泰斯電子様の製造現場は以前より更に進化していた。
工場見学をされた方々も、多くの感銘と刺激を受けただろう。

以下私の印象を述べる。

  • TWIの取り組み
    TWI-JI(仕事の教え方)を導入され既に丸6年が経過している。
    仕事の教え方を標準化したため、誰が教えても作業の教育訓練の再現性、効率が保証されている。
    TWI-JR(人の扱い方)を導入したこより、若い作業者(90后)の活用が上手く行く様になった。TWI-JRに基づいた指導の成功事例を、一線監督職の勉強会で共有している。
    作業員の満足度調査により、TWI-JRの評価を実施しようとしている。
  • 生産現場の進化
    私は、2007年から不定期に奥泰斯電子様生産現場を訪問している。最初に訪問していたときから、フレキシブルなモノ造りに対応出来る優れた工場だと感銘を受けていた。今回の訪問で更に進化しておられるのを実感した。
    生産現場の整理整頓(物だけではなくスペースも整理整頓の対象)により創出したスペースには、ポールで囲いがしてある。余剰スペースを捻出したと言う事は、工場の単位面積あたりの生産付加価値が上がったと言う事だ。余剰スペースは、きちんと表示をしておかなければ、なし崩し的に中間在庫などを置かれてしまう。
    電子部品の保管も、生産場所により近くなり効率が上がっている。先入先出がきちんと出来る工夫もされている。
  • 間接部門の進化
    進化は製造部門に留まらず、間接部門にも広がっている。間接部門の仕事を、創造性がある・無しで区分し、創造性のない作業を効率化し、創造性のある仕事により時間を配分する活動をされている。

SECOM広州董事総経理 光永智一氏「安全管理上のポイント」

中国では、鍵に対する認識が日本と大きく異なっている。

  • 新人でも会社出入り口の鍵を持っている。
  • 借りた鍵はコピーしてとっておく。
  • 鍵の束はメンツ。

鍵の管理

  • 誰が持っているのか明確にする。
  • 何本存在するのか明確にする。
  • 施錠解錠の権限者を決める。

鍵に関する注意事項

  • 鍵の貸し借りをしない。
  • 不動産会社に合鍵があるかどうか確認する。
  • 入居時に錠のシリンダーを交換する。
  • シリンダー錠は定期交換する。
  • 退職者から鍵を回収する。
  • 施解錠のログが残る様にする。
  • ロッカーの鍵は256種類しか作れない。

施錠に関する注意事項

  • ガラス扉下部の錠はストライク受けの施工がきちんとしているか、ストライク受け穴にゴミがたまっていないか確認する。
  • U字型のロックは、扉の取っ手部分が簡単に外せる(切断)出来るので無意味。
  • U時型のロックが外から施錠してあると、内部には誰もいないと分かり狙われやすい。
  • 電子錠は停電時に解錠するタイプがある(火災時などの配慮)ので要注意。
  • 電子錠の取り付けを外部にすると、扉の外からドライバーで簡単に外される。
  • 指紋認証タイプは、本人拒否率が高い。指紋の複製も可能。
  • 鉄格子、シャッターは窓や扉の内側につける。

窃盗事件

SECOMが受ける建物への侵入警報は1日あたり80件発生している。
上海公安局が公表している窃盗件数は3,719件(2009年3月16~29日)。1日あたり266件。公安局が把握している窃盗事件件数なので、実件数はもっと多いと推測される。実は窃盗件数はこれ以降公表されていない(とても公表出来る件数ではない?)

盗難の80%は内部の保安が関わっている。
元社員が解雇された腹いせに、サーバーを持ち出した事例もある。
清掃作業者に鍵を渡さない。
昼食時間帯のオフィスが狙われやすい。
犯罪は「たまたま」の相乗で発生する。
(たまたま監視カメラが壊れている時に、たまたま保安がトイレに立った隙に侵入された)

自宅マンションで被害に遭わないために

マンションの賃貸料が高くても安くてもセキュリティはほとんど変わらない。
引っ越したら錠のシリンダーを交換する(なるべく高い物が良い、50元程度ではダメ)
阿姨さんに鍵を渡さない。
侵入経路は玄関が多い(施錠忘れ)

質問

Q:新規顧客開拓の営業で苦労された事は?

日本勤務の時から、潜在顧客社長に10回会うと決めて飛び込み営業をやっていた。
初めは受付で追い返される。何度かいくうちに社長と会える。その後は社長と10回会うまで訪問し続ける。
初めから10回合うと決めていれば、1度目からムリは営業トークをする必要は無くなる。10回の面談で、相手の事を聞き、人となりを理解して行けば、顧客になってくれる。これが光永氏の営業法なのだろう。

中国で創業した当時は、部下の営業職とともに、地図のブロックごとに訪問企業を書き込み、ローラー作戦で飛び込み営業をした。
また他業種のトップセールスマンと友達になり、同行営業をした事もある。

東莞和僑会第二十四回定例会


懇親会

いつもより大勢の方にご参加いただき、多くの方と交流が出来た。
個人的には、各社の朝礼の様子を実演していただいたのがとても印象に残った。

東莞和僑会懇親会

林@クオリティマインド の紹介

中国広東省にて品質改善・経営革新コンサルをしています.
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